ヘルニア発症
20代からぎっくり腰を繰り返していた私には「腰痛は安静にしていればなおる。」というものでした。
しかし、2002年10月から2003年3月まで、整形外科医の暴言(私は今でも傷ついています。)信頼できる医師との出会い、入院、手術、と今まで経験したことのない貴重な体験をしました。
訪問介護ヘルパーをしているわたしにとって「腰痛、コルセット、痛み止め」はきってもきれないものでした。痛み止めは動く為に飲むものではなく、痛みのストレスから体を守るもの、だそうです・・・・。が生活を維持していく上で痛み止めを飲んでは動くのくりかえし。
「今回の痛み変だな?」右の腰、腿の裏からつっぱったような重苦しい?痛みが続きました。「一度整形にでもいくか・・・」
「ヘルニアからくる坐骨神経痛だと思います。レントゲンをとってみましょう。」
「ここの骨が老化していますね。これは加齢からくるものですね。痛み止めをだしますから。良くならなければMRIをとりましょう。」痛み止めのロキソニン・胃薬をもらい腰の牽引を勧められ帰宅しました。
ここの医院は先生、看護婦さんの評判もよく患者さんで一杯でした。もっとも風邪薬、血圧の薬も出す町のお医者さんという感じです。お年寄りも多くいつも満員でした。牽引が合わなかったのか、痛みが増していきました。
今思うと自転車に乗っての通院もよくなっかたようです。そんな、こんなで医者にかからず、家で安静にすることにしました。
2002年10月31日まで
家で安静にしていても一向によくなりません。
「知り合いのケアー・マネージャーが治療院をしてるけど、痛くないし評判いいみたい。あんたんちから近いよ。」と友達がテレビにもでる有名な先生が提唱する療法をしてくれるところを教えてくれました。
「痛みを伴いません。坐骨神経痛・肩こり・生理痛・・・・ヘルニアに効果があります。こどもさんにも良い治療法。云々」
「1回4000円。10回30000円。」
清水の舞台から飛び降りるつもりで10回分の回数券を買いました。
でも、2回目で痛みがひどくなり歩くのもままならなくなり、3回目でリタイア。
このころには、ほとんど痛み止めも効きませんでした。仕事も休み休みです。しかしまだまだ序の口。このあと本当に「なんだこりゃ!」というほどの痛みがやってくるのでした。
2002年11月30日まで
11月1日。この日は主人の伯母の法事。朝から痛い足を引きずりお寺へ行く。足が痛いので正座ができないことをわび何とか焼香をすませる。しかしこの後の食事会がたいへんでした。お膳での食事のため畳に座らなければなりませんでした。ヘルニアの場合正座で座るのが良いそうですが、坐骨神経痛がでているため、正座などとんでもないことです。長座で座った時、脚の裏が床に付かず痛みで上半身が後ろに倒れるのもヘルニアの症状だそうです。
この日を境に寝たきりになってしまいました。
*布団がおもくて・・・・その重さでまた痛みがはしります。
*脚を伸ばして眠れません。右足をまげたまま。
*パジャマのズボンが触るだけで痛い!シップをはって直接さわらな
い様にしました。皮膚の神経がおかしくなっていたのでしょうか。
11月7日。松葉杖をついて近所の整形外科へ。もちろん車にのってです。
あまり痛いので、他の病気を心配しましたが典型的なヘルニアによる痛みと診断され、一安心。17日MRIを検査センターでとる予約をする。ロキソニンをもらって帰るが、帰ったとたんふくらはぎに痙攣したような痛みがでました。ロキソニンはきかないので常用しているアスピリンのはいっている薬を飲む。いつもは効くのに・・・・・・・。後で調べると常用すると胃に穴が開くほど、きつい薬だとわかりました。
11月17日。MRI検査。膝の裏にまくらをいれてくださったので痛みは出ませんでした。2〜3日布団から起き上がれないぐらい疲れました。検査自体いたくもかゆくもないものです。ただ閉所恐怖症のかたには苦痛だと思います。
右足先が異常に冷たい。左足は普通のあたたかさですが、右は足首からさきが氷のなかにつっこんだような感じになりました。冷たいのか痛いのか全然感覚がつかめません。さわってもらうとやはり冷たいそうです。こわくなったのて医者に聞きにいってもらいました。
*こおりを食べた時冷たさが頭痛にかわるのとおなじ。
*指先が血行障害をおこしていなければ、大丈夫。
(赤紫に変色をしていたら血行障害)
*あんかをいれてあたためる。
11月23日。MRIの結果を聞きに。
「4.5番目にちいさいヘルニアがあるね。小さいものだから手術しなくても大丈夫だね。診断した先生は有名だから。そんなに心配することないよ。痛みがひどいわりにはたいした病気じゃないから。ひとりで歩いてこれるようになったらリハビリにいらっしゃい。それまで寝ていればいいよ。腰痛は安静が一番。」先生の言葉に一安心。本当に結果をきくまで恐ろしい病気ではないかと不安でした。
しかし、その不安はちがうかたちであらわれました。しばらくして突然足首から先に
*やけ火箸をつっこまれたような痛さと、おおきなペンチではさまれ
たような痛さが襲ってきました。
*力がはいらず立てません。
*痛みが痺れに変わりました。特に指の付け根にひもがグルグルに
巻きついているような感覚です。
あわてて診察を受けに行くと
「あれまあ・・・・。手術するかね。しかし1ヶ月ほど温存治療してから考えよう。暖かくなるとよくなるから。牽引するとうまくいけばなおることもあるし。」
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